今日は労働の考え方についてさくさくっと述べてまいろう。
こんな事をなんで書こうかと思ったかと言うとtwitterやはてなブログで絡んでいるko-chくん(id:ko-ch)からお便りがあったからだ。
もーーー…………。「どうしてこんなになるまで放っておいたんだ！」のAA貼ろうかとも思ったけど、シリアスでふざけたら不味そうな感じだから真面目にお返事書いとくよ。
あのな、君の今回書いているエントリーを読んだら分かるけど、自分の考えにハマりきって視野が狭くなってる。ブログにせよゲームにせよこの状態で無理やり何かをするのは辞めといた方が良い。僕は精神科の専門家じゃないから診断はできないけど抑うつ状態に片足突っ込みかけている。君に必要なのは早急に一ヶ月ぐらい仕事も休んで何もせずにゆっくり休むことだ。
以前からtwitterでちょくちょくつぶやいているのを読んで知ってたけど、君はちょっと残業とか休日出勤が洒落にならん仕事やってるみたいだね。だから、過去に「無理せず休め」ってブクマを残しておいたけどありゃ、結構マジな助言だぞ。
なんで僕がこんなウザいこと書いてるかっていうと僕もブラック企業に使い潰されたせいで精神病発症して、仕事できなくなってキャリアをメチャクチャにしちゃったからなのよ。酷いときは毎日午前まで働いて、終電後だから自転車で自宅と会社の往復してたら突如としてうつ病発症して働けなくなった。ある日突然、ベットから起き上がれなくなったことがあるのよ。
その頃の経験なんかはここに書いてあるな。
その頃からうつ病抱えたまま抗うつ剤とか飲みながら無理やり仕事してたんだけど、ある時、妄想を発生せて自殺未遂まで行っちゃった。当然、仕事なんて当然出来なくなって３年ぐらいキャリアのブランクを空けている。
それでも僕は統合失調症当事者としては運がいい方なのよ。僕は向精神薬がよく効いた。だから障がい者雇用であっても健常者と混じって働けるぐらいの能力が戻ってきた。普通の同病者は発症すると陰性症状や認知機能障害で働くのは無理で、精神科デイケアや作業所などの助産施設で過ごせる程度の能力しか戻ってこない。最悪の場合、薬が効かなくて陽性症状が抜けずに精神病院で一生過ごす人もいる。僕は運がいい方だ。
IT職なんかはこういうメンタル系の病気は隣り合わせだから自分で自衛しないと不味い。うつ病で仕事を辞めたなんてのはどこの職場でも聞くし、ネット上でも経験談が溢れかえっている。「うつ病はこころの風邪」なんて言説があるけど、ありゃ大嘘だ。少なくともインフルエンザでもなければ風邪で人はめったに死なないけど、うつでは簡単に人が死ぬ。
これにさらに遺伝的要因まで抱えていた場合、統合失調症の倍率ドンだ。統合失調症は１００人に１人が罹患する病気っていわれているけど、遺伝病でもあるけど環境的要因のストレスがトリガーなのよ。一定許容量以上の精神的負荷が掛かった場合、運が悪いと統合失調症を発症する。
だから、そんな無茶させるブラック会社は今すぐ辞めろ！的な言説をしている連中もいるけど、僕はアイツラも嫌いだ。無邪気に「レールを外れて自由に生きたい」とか教祖の言うこと信じ込んで言ってる信者程度は可愛らしいもんなんだけど、この手の情報流している連中の根っこの方を辿っていけば転職アフィとか情報商材の元締めがネットワークビジネスのやり方を流用している事に行き当たる。信じてる信者も若い内ならまだいいけど、歳食って目が覚めた時に道を踏み外したことの本当のヤバさに気がついた時に「ご愁傷様です」と言うだけでは済まない気もするしな。
まぁ、別にフリーランス業の全部が悪いと言うわけじゃないんだ。appleも大学生二人がガレージで起業してそれを育てていって、今の大企業にまで成長しているわけだし。起業やらフリーランスのリスクを把握した上で覚悟して仕事できる人たちならば成功できるかもしれないし、そういう自由な働き方が増えるのは社会全体にとっても有益だ。
閑話休題。話がそれたな。ko-chくんに言いたいことだけまとめとこう。
まず、客観的に見ても仕事の量がおかしいです。正攻法で上司などに働きかけて仕事の量を減らさないと不味いです。この職場に問題がありそうならば転職を考えたほうが良いです。
それとブログもゲームも趣味なんだから自分がやりたい時にやりゃいいんだよ。こういう趣味は冗談が言える内ならいいけど、義務感が出てきて辛くなってきたらいっそ、バッサリ切り捨てるのも手段だ。
自分がやりたい事だけやってりゃ良いんだよ。自分の事を本当に知っているのは自分だけだし、行動を変えられるのも自分だけだ。僕は君がなんかヤバそうなのが目に止まったのでこんな事を書かなきゃ気が済まなかった。
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