「ググるカス」にならないためにはどうすればいいのか?
今日からは通常進行でブログを書いている。大体、前日のうちにネタを考えておいて、朝5時に起きてブログを書く感じである。流れ的には普通に書けるようになってきた感じではないか?と思う。
今日はググり力を高める方法について述べて参ろうかと思う。最近、そういう検索能力を高める方法について色々と情報を見かけるので、それらの得られた情報を自分で整理するためにまずはブログを書いてみる事とする。
ググり力とはなにか? まずはスキームの定義から初めて行くか。ググり力というのは単にGoogleを使って情報を調べるだけに関わらず、いろんなリソースを使って必要な情報を集める能力についての能力の事である。この情報を調べる能力というのは、ネットの情報だけではなく図書館などを使って文献を集めたりする事も含まれる。
2017年にこのようなツイートがあった。
一昔前に「ググれカス」という言葉が流行ったけど、今の検索は上位に出るのがNeverやアフィブログばかりの「ググったらカス」状態であり、事前にある程度の知識がないと、正しい情報に辿り着けなくなってるんだよね
— 脱税レイヤー風呂屋さん (@557dg4) 2017年4月1日
「服を買うための服が無い」ならぬ「(正しい)知識を得るための知識がない」
僕もこのような記事を書いた。
日常的に必要なニュースなどの情報は、ただ垂れ流されてくるtwitterやらyoutubeの情報というのはエコーチェンバーが発生しがちであり、自分が見たい情報しか見えない様にSNSのアルゴリズムなどは調整してくれる。これでは認知が歪んできてしまう可能性もあるので、僕はRSSリーダーを工夫して使っている。ネットの素人のユーザが書いている事を直接読むのは単なる罵詈雑言を読まされて不快になる可能性が高いので、新聞社などちゃんとある程度情報の質は担保されている媒体に限っている。しかし、取得する情報源については産経新聞と朝日新聞みたいに違うイデオロギーの情報源にしたりしている。まぁ、NHK NEWS WEBでも良いかもしれないですけどね。NHKは右側から左寄り、左側から右寄りと叩かれるのでおそらく中庸な情報を発信しているのでしょう。
まずはこの様に前提となる情報を仕入れる事から始めてみる。頭の中に検索するための基本的な知識がないと調べることすら覚束ないのである。どういうキーワードを使って検索したら自分にとって必要な情報を検索することができるのか、基本的な情報を知っていないとGoogleなどの検索エンジンは使えないのである。
読書猿さんの「独学大全」で『思い付きの検索を卒業する「検索語みがき」』という章があった。この章で紹介されている方法は、まずはコトバンクなどの百科事典のサイトで検索したい事柄を検索してみて、必要な情報をGoogleで検索するためのキーワードを調べるという方法である。
Googleで自分の欲望のままに検索をしたところで、いかがでしたサイトのようなアフィリエイトを売りつけるためのサイトに誘導されるだけである。必要な情報を探り当てるためにはまずGoogleで検索する前に必要な情報を引き寄せるための検索語を選ぶ必要があるのだ。論文を書くなどの学術的な調査をするためにはまず、その検索語を選ぶことが重要な行動であり、Googleで検索をする前に百科事典を使ってどんな検索語がそれを検索するのに必要な言葉なのか調べなければならない。
コトバンクはさまざまな辞典を横断的に検索する事ができるwebサービスなので、こちらを使ってどのような類似の項目があるか調べるだけで検索語を増やしたり絞り込んだりできる。現在のGoogleはこの様に使わないと必要ない情報が溢れすぎて使い物にならなくなっている。
しかし、学術的な研究をしているならともかく、日常的な検索においてまでこのような面倒くさい事をするべきであるか?という訳でもない。ちょっとしたコツを知っているだけでも検索の制度はぐんと上がる。このような記事があった。
たとえば「うつ病 認知行動療法」と検索する人と「うつ病 認知行動療法 セッション」と三単語で検索する人では、検索結果に並ぶ情報には、かなりの違いがあります。
つまり、「うつ病の認知行動療法は、セッション単位で進めていく」ということを事前に知っている人と知らない人では、Google検索で見える世界が違うわけです。
このことは医療に限った話ではなく、世界史についての調べ物をする時や、旅行先の現地情報を集める時にも当てはまります。
事前知識に基づいて検索ができる人と、そうでない人では、検索をとおして得られる情報の質、みえるインターネットの景色がまったく異なるのです。
もちろん、検索結果を絞り込むためのキーとなる単語を目ざとく発見できる人もなかにはいるでしょう。そういう人は、検索ワードにその単語を入れ直すことで、不案内なジャンルでも高品質な情報を手に入れられる可能性があるかもしれません。
ですが、そういった目ざとい勘を働かせられるのは、もともと文章を読むのに慣れた、相当にリテラシーの高い人だけです。
情報社会の現代において、必要な情報を引き寄せられるかどうかは事前にリテラシーや引き寄せるための知識が必要になってくる。そのためには事前に自分が興味のある情報について調べておく必要があるのである。「富める者はますます富み、貧しい者はますます貧しくなる」というマタイの法則がこういう所にあり、現代社会でうまく利益を引き出したいと思うのならば、普段から必要な情報に関しては収集しておく必要がある。