正しいネットでの意見の通し方を考えるべきであろう。
なんか、はてなのトップページがデザイン変わっていたね。
twitterのタイムラインみたいになってるんだけど、UIとかUXみたいな使いやすさの話は兎も角として、はてなはどこに向かいたいんだろう?ってのがさっぱり分からない。ちょっと、はてブ側のタイムラインを見てもらいたいんだけど、こんな感じの誰かを非難するページばかりがひたすら羅列されている。
僕もはてブを利用している歴は結構長いんだけど、このところはホットエントリーとかは政権批判とかそういうのばかりが上がりすぎていて、有用そうな情報が埋もれてしまっているので見ないようになっていた。何が原因なのか分からないんだけど、はてブの雰囲気が一時期の2chのニュー速のサヨク版というか、政権批判だったらなんでもありで陰謀論にすらスターが付くような状態になってるので、こんな所に居るとかえって世の中が見えなくなると思って距離を取ることにした。
一応、株式会社はてなは上場企業のはずなんだけど、企業の顔としてのポータルサイトのトップページがこんな状態で良いんだろうか? 別に大上段からはてなの在り方を問いたいとかそういう訳でもないんだけど、明らかに健全なサービスとは言えない増田がトップページからアクセス可能になってたりだとか、どうも方向性を間違えている気がバリバリする。
どーなんでしょうね。僕はひとまず政治志向としてはリベラルではあるんですけど、あの政権批判をするためなら何でもアリみたいな連中は後ろ玉放ってる気がして同調する気がせんのですよ。twitterなんかでもそうなんですけど、個人に由来してそうな他罰傾向を発散しているだけの連中が暴れていたりして非常に息苦しい世の中になっている。
周囲ではTwitterから撤退した人が多い。画像系が得意な人はインスタに、動画創れる人は動画系SNSに。
— はぁとふる倍国土 (@keiichisennsei) 2020年8月31日
出ていった人は口を揃えて「Twitterはもう誰かを攻撃したいヤツしか残っていない」とか。
他のSNSにもアンチは出てるんだろうけど、Twitterのそれは数が尋常じゃない、とか。なんとなくわかる・・・
twitterもまぁそうなんだけど、あそこで目立つとネットイナゴが集まってきてフルボッコにされるシステムになっている。twitterはシステム的な問題なんだと思うんだけど、人間の嗜虐性を高めるような仕組みになってるんじゃないか?と思う。軍隊アリじゃなかろうに。
はてブもそうなんだけど、なにかしらの瑕疵があった人間に匿名のユーザが反撃されずに石をぶつける事が今のSNSの娯楽みたいだね。ここはまぁ、以前も何度か書いたことがある論点なので、過去のエントリーのリンクを張るだけに留める。
嫌な世の中だなとは思うんだけど、こんな世の中でもなんとか立ち回って生きていかないと食いっぱぐれる。とりあえずまぁ、こういう匿名で誰かを誹謗中傷していく風潮については、ちょっと前のテラスハウスで誹謗中傷で自殺者が出た事件のおかげで、行政の方で取り締まろうという流れが生まれてきている。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200807/k10012556241000.htmlwww3.nhk.or.jp
SNS上で、ひぼうや中傷を受けた人が、匿名で投稿した人物の情報開示を請求できる仕組みについて、高市総務大臣は、投稿した人物をこれまでよりも特定しやすくなるよう、今月中に電話番号を情報開示の対象に加える方針を明らかにしました。
SNS上での、ひぼうや中傷をめぐっては、被害を受けた人が匿名で投稿した人物の情報を開示するよう、SNS事業者に請求できる仕組みがありますが、開示の対象はネット上の住所にあたるIPアドレスなどに限られ、総務省の有識者会議が特定につながるよう、電話番号も対象に加える検討を進めています。
実際に誹謗中傷をしてきた相手に対して起訴を起こして勝訴する事例も増えてきて、司法の方でもこれからのネットでの誹謗中傷での方向性は決まってきているんじゃないか?と思う。
僕も匿名文化圏の出身の人間ではあるし、今までネットバトルのヲチやらを趣味にしてきた人間なのでいい子ぶりっこも出来る訳でもないんだけど、ここまでネットがインフラとしての役割を果たす様になってきたのであるし、リアルの方でもちゃんと運用できるようなルール作りは必要だろうなーと考えが変わってきた。これから先、ネット弁慶で下手に粋がっていても、人を傷つけるような事をしたらリアルの方でも下手したら逮捕されるような時代が来るだろうし、正しい意見の通し方を学ぶのは重要になってくるだろうな。