２泊三日の旅から帰ってきました。
温泉旅行の帰り道の新幹線の中でこの文章を書いているよ。世間は台風14号で大騒ぎであるが、僕の行った旅行先は台風の影響は限定的であった。多少、気候は荒れていたが、行動するのに困るというほどではなかった。飛行機が飛ぶかどうかは多少怖かったが、無事、飛行機は飛んだので、温泉地でのんびりとしてきた。
9月17日から19日にかけて旅をしていたのだが、今回旅行に行った先は観光地で、のんびりできると言うふうな場所ではなかったな。自分の調べかたが足りなかったのであるが、どうも今回行った場所は高級リゾート地みたいな場所だったらしく、少し自分の好みの場所ではなかった。
どうやら、自分の旅行地の過ごし方での好みというのは、旅館に泊まり込み、数日に渡って温泉旅館の備え付けの温泉に浸かりつつ、適当に近場の名勝でも眺めに行くのが好きであるらしい。旅行をしたからと言って、そこら辺の観光地を走り回るような遊び方は好きではなく、普段過ごしている日常とは違う場所で宿泊をして、ちょっと変わった地元の名物でも食べられりゃ満足だ。
今回の宿泊先は、温泉付きの高級ホテルを選んだのであるけど、チェックインするときにフロントで初めて聞いたのだけど、温泉施設が壊れており真水の沸かし湯しかなかった。僕の旅の目的は温泉であるので、この時点でかなり計画が狂った。近場の日帰り温泉で入浴はしてきたけども、温泉自体は一回しか入ることができなかった。どうにも今回は温泉旅という雰囲気ではなかったな。
まぁ、旅行自体は変わったところに行って、美味い飯を食べたので気分転換にはなっただろう。旅の計画をするときに、楽天トラベルで安めの宿を探して予約するようにしたのだけど、今回、宿泊したホテルはリゾートホテルであった。良いホテルというのは、料理のクオリティなどが半端なく。朝食や夕食がビュッフェであったのだけど、地元の名産品なども取り入れたクオリティの高い料理が並んでおり、美味しいものを食べることができた。
僕の目的は温泉旅行であったけど、目先を変えてリゾートホテルの旅というのも変わった体験をすることが出来るもんだね。あの手のホテルというのは、ホテルの中に全ての娯楽施設とか飲食店のようなものを備え付けており、ホテルから出ることなく数日でも楽しむことが出来る施設になっている。ちょっとホテル周辺の周りの名勝でも観光しつつ、それ以外の時はホテル内でゴロゴロしてたら全てが完結するような場所であるらしい。そういう旅も気楽で良いだろう。ただし、この手のリゾートホテルは値が張る。金を積むことが出来るのなら気楽で良い旅ができるだろう。
しかしま、僕も結構、旅慣れてきたかなと思う。人生の中の目的とする要素に旅を入れてみても良いかな？と思うぐらいだ。別に海外まで遠出をする必要はなくて、日本国内のいろんな場所にでも旅行に出掛けてみて知見を広げる旅というのも悪くない。人間が成長するためにはさまざまな体験や勉強をする必要があるけども、それらのことは旅に出かけることで知見を広げることもできる。自分が普段住んでる場所とは違う場所で寝泊まりしてみることも、新たな気づきがあって成長に結びつけることができる。
松尾芭蕉は旅をしながら俳句を読んだ。旅の行く先々で、出会った人々、見つけた景色、それらを言葉に託すのも悪くない生き方であろう。本当に、普段、自分が住んでいる場所とは違う景色を眺めていると、自分の中の固定概念が解けていくのを感じる。僕の旅の主目的はストレスの解消であるが、自分の知らないものに気づくために普段とは違った場所で寝泊まりするのも悪くはない。
僕が住んでる場所は沖縄でさ、日本の他の地域とは気候までも違う場所であるのだよ。やっぱり今頃の季節に内地で寝泊まりしてみると、朝夕の寒暖差が大きく、朝方や夕方は冷えを感じる。また、日の長さも違うので沖縄に比べるとすぐに沈んでしまう日にびっくりもする。やっぱり、普段住んでる場所とは違う場所というのは、気候も違うし風景も違う。
日本国内の旅行であっても、僕にとってはいろんな気づきがあるし、見知らぬ光景を車窓から眺めつつ旅をするのは楽しくもある。僕はそれほど稼ぎもある訳でもなければ、時間的な余裕もない。そんな中でも時間や費用を捻出して旅をするのは、それが人生に広がりをもたらしてくれるからと知ってるからだね。旅先で出会った風景を記憶に収めて、日常の生活に戻ると、日常の風景では気がつかないことに気がついたりするもんだ。一人の人間が知り得る知識というのは小さなものであるが、そんな中でも旅をして、いろんな場所のいろんな考え方を知ると、視野が広がって断然生きやすくなる。
いろんな場所に行き、いろんな人に出会い、自分の常識をアップデートし続ける。旅は書籍を読んでるだけでは得られない知識のアップデートを得ることができる。旅をすることも豊かな人生をもたらす勉強になるね。
