超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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募金やブックサンタにはたまに参加する。

募金やブックサンタにはたまに参加する。


ちょっとネットの噂で聞いたのであるが、今年もブックサンタが始まったらしい。


booksanta.charity-santa.com


割とネットでは有名なチャリティだから知ってる人は知ってるかもしれない。ブックサンタというイベントは、毎年のクリスマスにみんなで加盟書店から贈りたい本を選んで送って、それを恵まれない貧困家庭の子供達に届けるというイベントである。


こちらのイベントに関しては僕は何度か参加しており、以前もこのようなエントリーを挙げている。


www.ituki-yu2.net


イベントのアイディアとしてのセンスがいいよね。読書好きというのはいつも自分の好きな本を紹介したくてうずうずしてるもんだし、それを子供達に読書の楽しみを教えるためにクリスマスにサンタさんをしてやるというのは、すっごい燃える。


ブックサンタのイベントについては読んでる皆さんのブログでも拡散してみてください。参加者が多ければもっとたくさんの本が送れるだろうし、何より送った方も気持ちよくなれるイベントなのでWin-Winだ。本だけじゃなくてお金も送ることもできるし、ケーキサンタというクリスマスにケーキを送るイベントもあるらしい。


実のところ、僕は募金というのは時々やっている。何かしら大きな災害が起きたときは2000~3000円程度でも義援金を送る。月々の中で家計が黒字である程度使えるお金が残ってる場合には、支援したい団体に募金などをやったりする。


僕が主に送ったりするのは統合失調症の研究や支援をやってるような福祉団体にお金を送ったりするのだけど、それはこちらでまとめている。


scrapbox.io


他にも僕のブログのサイドバーにはクリック募金へのバナーが貼り付けてるけど、あれは自分がたまにクリックする用である。時々、自分のブログを見てる時に、「あ、募金してぇな」という気持ちが上向いた時にクリック募金に参加してる。


こういうのを「偽善」とかいうやつもいるかもしれないが、言わせておけば良いのである。僕自身、病気で死にかけた時には医療関係者や福祉の人にものすごく助けられた。人間の社会がどのように回っているのかというと、困ったときに助け合いをする精神があるからこそ、自分のような弱者寄りの人間でも生き延びることができたのである。


大体、どれだけ今この瞬間が健康で金や地位があるような成功者でも、いきなり明日交通事故に遭って半身不随になったりとか、歳をとって認知症になり老人ホームでしもの世話まで受けながら介護されないとならなくなるかは分からない。僕だって、統合失調症を患うまでは、自分がこのような周りの人の世話になりながら生きていく立場になるとは思わなかった。


ボランティアであるとか募金みたいな助け合いの精神性というのは、いざという時に回り回って自分が弱ってしまった時に助けてくれるセイフティネットになるのである。このような事を考える時に、僕は世界で最も不幸な国の「モルドバ」について思い出す。

モルドバ人はたがいをまったく信用しないということだ。
モルドバ人の生活のほぼすべての面で信頼が欠如している。

作家のエリック・ワイナーによると、あまりに多くの学生が教師に賄賂を渡して試験に合格するので、国民は、35歳以下の医者にはかかろうとしない。医師免許も金で買っていると考えられるからだ。

ワイナーは、モルドバ人の意識を一言で表した――「私の知ったことではない」。

「最も不幸せな国」の人の特徴とは?成功と幸福の鍵は「利己主義を超えた信頼」 - くもりのち晴れめでぃあ


このような話を聞いた時に、自分が現代日本で生まれたことの幸運さに感謝するしかない。統合失調症という病気も、以前は向精神薬の開発がまだ未発達であったために、社会復帰率というのは低かった。だが、創薬が進んだことにより、今では優れた薬が開発されており、若年層の当事者であれば社会復帰をできる可能性というのは向上してる。


それだけではなく、昔に比べると社会的な地位の向上というのも進んでるように思う。昔はそれこそ座敷牢に押し込まれて死ぬまで監禁である。そこから昭和まで時代が進んだとしても、精神病院の倫理性というのは欠如しており、非人道的な行為がまかり通っていたとのことである。


こういう時代や場所があることを知ったのならば、僕自身も「私の知ったことではない」で何も見ないふりをする訳にもいかないのである。僕自身のリソースで助けられる人や頑張ってるコミュニティなんかに助力をして、ある程度社会の相互扶助を広げていくために活動することは、自分が生きる伸びるための方法でもある。


そういうの抜きにしても、募金ってなんか自分が社会の役に立ててるような気がして気持ちいいんだよね。自己肯定感が低くて悩んでるということで悩んでる人は、まずは募金からというのも一つの戦略だ。自分がちょっとでも社会の役に立ててると感じることは、意外なほど自己肯定感に効く。

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