超メモ帳(Web式)@復活

小説書いたり、絵を描いたり、プログラムやったりするブログ。統失プログラマ。


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自分を守れるのは自分だけですよ。

自分を守れるのは自分だけですよ。


たまに自分の打たれ弱さについて考えることがあるんだけど、これはまぁ明らかにメンタルの病気のせいだろう。ネットでもブログを書いてたりするような自分と同じ病気の人の記事を継続的に読んだりするけど、この病気をやると確実にストレス耐性が弱くなる。


ちょっとしたことでも自分がこの世に存在してはいけないように感じてしまい、それから数日に渡り落ち込み続けてしまう。最近は、調子が上向いてるのでこんな神経焼き付き状態に入ってる自分についても客観視できるけど、ネガティブスパイラル状態の時は何がなんだかさっぱりだよね。


僕のブログではその時のメンタルの状態などをメモして残してたりするので、振り返るとその頃は調子がいいのか悪いのか分かる。今年前半なんかはずっとひっどい状態が続いていたようであるが、9月ごろからようやく気分が浮上してきた。


これはメンタルを鍛えて打たれ強くなるのかどうかは未知数である。統合失調症は脳の器質性の病気であるし、脳自体がストレスに弱い状態になってる可能性も否めない。僕は、あまりにも気分が乱高下する自分の性格が嫌でマインドフルネス瞑想や認知行動療法を徹底的に研究してるけど、それでもいまだにストレス脆弱性は克服できない。


これはもう、セルフケアとか生活スタイルをコントロールしてどうにかなるものでもないのかもしれない。これは「そういうものである」と受け入れて、そういう状態があることを受け入れないと仕方ないものなのかもしれない。キューブラー・ロスの「死の受容」のようなものであり、そういう状態が「ある」と受け入れることで精神的に楽になるとかそういう部類の話かも。


初っ端からなんか重い話をしてるけど、そういうことを思いついてしまったのである。僕は病を克服するためにセルフケアや生活習慣を徹底的に改善しようとしてるけど、それでも「苦しい」という気持ち自体は消えない。この息苦しさや生きづらさというのはなんだろう? と考えたりするのだけど、この病気はそういうものなんだろうなーと気がついてしまった。


や、なんとなくこれは僕的に「ガッテン!ガッテン!」ってことだったのよ。自分の中には努力をしてもどうしようもない限界の部分があるなー、ということに気がついたのであり、これは良い成長だと思う。


どうも僕は変に生真面目な部分があるというか、「努力をしたら夢が叶う」とか「上手くいかないのは自分の努力や工夫が足りないからだ」という、公正世界仮説みたいなバイアスが強いよなと思う。


生活の指針自体に「〇〇しないとならない」とか「〇〇するべきだ」というべきねば思考が強い。僕の場合は実際にそういう理想を抱いた場合には、実際に具体的な行動プランを考えて実行してしまうところがあるので、たんなる理想主義者ではないと思う。しかし、それにしても普段の生活がいつもキツキツで生きづらいのであり、「べきねば思考をやめないといけない」という二重の強迫観念に常に悩まされてるのである。


こういうストイックの生き様については、他人に押し付けるのは単なる嫌な人なのでやらない。僕は自分自身が努力することとか、前向きに生きようとポジティブな物言いをするのは好きだが、それを他人に押し付けることだけは絶対にやらないようにしている。そういう「昭和の根性論」をするやつというのは、現代では単なるパワハラモラハラと捉えられて、最悪訴えられかねない。


だが、自分で自分を追い込んで努力をする限りでは、これは別に不利益にはならないと思う。……のだが、これも程度の問題である。


僕自身もそうだったのだけど、世の中にはストレス検知センサーがぶっ壊れており、自分の限界を超えても動き続けることができる人というのがいるのである。ストレスというのは短期的には自分の感受性を麻痺させて耐えることができる。しかし、これも一定期間を超えて麻痺が解けるとそれまでのストレスが一斉に襲いかかってくる。


鬱や統合失調症などのメンタル系の病気をやる人は、みんなこれだと思ってる。周りから頼られてるから自分が頑張らねば! と意気込んで自分の限界を超えて、それで体が動かなくなってはじめて自分の限界がわかるのである。僕がそうだった。


僕の場合だと、パワハラをやるブラック企業に勤めて、そこで自分だけで製品開発をやったりとかで賞とかももらったりで役職もついたりなどしてたんだけど、ある日、目が覚めたら突然ベットから起き上がることができなくなった。病院の診察を受けてみると重度のうつ病。それで会社を辞めて傷病手当で一年ばかし休んだのちに次の会社に就職してバリバリやろうとした。うつ病が治っておらず周りの人にひどい被害妄想を拗らせ始めて、何度も自殺未遂をしたから精神病院に担ぎ込まれて医療措置入院とかそんな感じである。


頑張り屋さんでも程度が分かってない人には心配になる。その人が頑張っていてまだ動ける時は周りはチヤホヤしてくれるけど、倒れたり動けなくなるとクルックルで掌返しされるからね。ブラック企業なんかは人を潰してもまた雇えばいいと考えているのか、限界まで人を使い潰して使い捨てにするしな。


「自分の体を守れるのは自分だけ」というのは強調しても強調しすぎることはないと思う。体を壊すと健康のありがたさは身にしみてよくわかる。ともかく、頑張り屋さんは無理だけはしないで欲しいと、老婆心ながら思うのである。

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