「シン・ウルトラマン」を観てきた。
さて、今日もブログを書き始めるとするか。今日は日曜日ではあるけど明日も病院受診のために有給を取ってるので休みだ。最近、休日は夜中まで起きて朝起きるのが10時とかそういう睡眠リズムの乱れが起きてるから気をつけないとならぬ。せめて0時には寝て9時ぐらいに起きるようには気をつけるとしようか。
今日は朝は10時半ごろに起きて、ジムで筋トレをしてきた。最近まったく運動をせずにだらけてしまってるからぼちぼち運動習慣を取り戻したいところだよね。マシントレーニングをして全身の筋肉をまんべんなく鍛えてきた感じだけど、週一回の筋トレ習慣では明らかにトレーニングの頻度が少なすぎる。自宅で自重トレーニングでも良いから週3回ぐらいは筋トレをしたいところだよね。
今日は午後からは友人と一緒に「シン・ウルトラマン」を観に映画館に行ってきた。今日のブログでは主にシン・ウルトラマンの感想でも書いてようかなと思う。色々とネタバレを語る予定なので、一切の前情報なしで映画を観たい人はここでUターンしておいた方が良いでしょう。忠告はしておきましたよ?
じゃあ、シン・ウルトラマンの感想を述べさせていただきましょうか。
今回、僕がシン・ウルトラマンを観に行きたいと思った理由は、庵野秀明氏がウルトラマンのリメイクを作ってるということで何かちょっと面白そうだなーと思ってであった。僕はウルトラマンに関してはそれほど知識も思い入れも深い訳では無い。僕のウルトラマンの知識としては、コロコロコミックでウルトラマンのキャラクタをデフォルメしたギャグ漫画があったというぐらいである。特撮関係もそれほど観はしないし、どちらかというと庵野秀明の関わる作品ということで観てみようという感じだった。
庵野監督の作品については、最近ではシン・エヴァ完結編も劇場で観たし、シン・ゴジラも履修済みである。僕はちょうど氷河期世代でエヴァのTV版が高校生ぐらいにやってた世代なので、庵野監督の作る作品というのはドストライクなんですよね。なんというか、庵野監督も年を経るに従って人間的に成長しているなーと感じる。有名な「おめでとう」の一件にしてもそうですけど、あまりにも芸術家肌過ぎて作品にこだわりを突っ込み過ぎるがあまり、最後に風呂敷を畳むのに失敗してしまう事もあった。そこんところの監督人生で心残りだったエヴァを見事シン・エヴァで完結させた。庵野監督は人生のステージを先に進めることができたのですが、その人生の進む先で見えてきた新たな境地みたいなものを知りたいなと思ってシン・ウルトラマンには期待してたんです。
ちなみにシン・ウルトラマンについては監督は樋口真嗣氏で庵野氏は監修みたいな役割らしいですけどね。ま、いいんすよ。彼がシン・エヴァの後でどんな作品を手掛けようとしてるかとかそういう所を知りたかったんです。エンディングのスタッフロールを眺めてるとほんといろんな事やってるなーと軽く笑えた。以前、NHKのドキュメンタリーでも見たけど自分のやりたい事を他人に任せることが出来ない人らしいですね。おそらく、また色んな人の仕事を奪いつつ作品を作ってたのでしょう。
シン・ウルトラマンの感想ですけど、シン・ゴジラの流れを汲んでる作品だなーという感じでした。日本に怪獣とかウルトラマンみたいな災害が発生した時に、政治家や各官庁はどのように動くのかを丁寧に説明していくのはシン・ゴジラのときにも興味深く見た部分でした。イレギュラーな人材を集めた特殊チームが活躍して、さまざまな異常な怪獣による災害を解決していくという図柄は、池井戸潤の小説でも読んでるような痛快さを感じる。
作中で一番面白いと思ったのは、ウルトラマンとメフィラス星人の関係性の部分ですかね。お互いに巨大化する前の人間の状態で色々と話しをしていくんですけど、人類の運命みたいな大きな話が居酒屋でサシで飲みながらの話で解決させようとする。いや、昭和かよとツッコミを入れたくなりましたよね。しかも、メフィラス星人が酒の肴を食べるのがやけにうまそうで日本社会にきっちり馴染みきってるのが分かるんですよ。どうもウルトラマントメフィラス星人の関係というのはおさなじみみたいな友人関係であるらしく、バトルをするときもなんかお互いを慮りながら手加減しつつやる感じなんですよね。なんだろ、メフィラス星人の役者さんの演技がうまいと思うんですけど、底が知れない有能な人物というのをきっちりと描ききってたと思う。
あと、エンディングテーマの米津玄師の「M八七」が素晴らしい。ここまで作品世界のイメージをきっちりと再現した楽曲を提供できるのは才能なんだろうなーと思う。今回、僕がシン・ウルトラマンを見に行こうと思った理由の一つが「M八七」という曲がなんか頭に残っちゃったので、その元作品を見てみたいという理由からでもあった。Youtubeを貼っておく。
ちなみに友人と見に行ったけど、この友人は酷評であった。ウルトラマンにもシン・ゴジラみたいな庵野・樋口作品に興味がない人がみるとつまらないのかもしれないが、僕はそれなりにいろんな小ネタが練り込まれていて面白いと思ったがな。特撮シーンが色々と迫力があったので映画館で見るのも良いかもしれませんぜ。